新卒から金融機関で仕事をする間に、何度かヘッドハンティングのオファーをいただいたことがあります。
先方の企業から直接に引き抜きのお話があったり、転職エージェントの方からお声がけをいただいたりと様々なケースがありました。
今回は直接、ヘッドハンティングの引き抜きオファーをいただいたにも関わらず、交渉不成立になった案件について体験談をお話しします。
【経験談】現役アナリストで引き抜きヘッドハンティングのオファーをいただき交渉不成立となった体験談
投資先の担当企業・事業会社からオファーをいただいた案件
当時、私が担当していた投資先企業の方から「弊社で働きませんか?」と直接、ヘッドハンティングのオファーをいただいたお話です。
とても大好きな思い入れのある事業会社様だったこと、直属の上司になる予定の人や同僚になる予定の人と良好な関係が築けていたこと、挑戦してみたい業務内容だったことなどから、社長様と面談・会食のお時間をいただくところまで採用のステージは進みました。
しかし、最後の最後で私はこのオファーをお断りすることに決めました。
あくまで、私の経験談ではありますが、直接のヘッドハンティングで転職するメリットとデメリットをお話ししますね。
直接ヘッドハンティングで転職するメリット
直接の「ヘッドハンティング」のメリットは、採用過程のスピード感だと思います。
直接「弊社で働きませんか?」と言われる時点において、既に先方の企業様はオフォーする人物のことを十分に知っています。その人物を評価してオファーするのですから。
私の場合は、まず、私が数年間、担当する投資先企業からのヘッドハンティングだったため、私自身が先方企業のことをよく知っていました。
また、投資家と企業という関係で長期にわたり定期的なミーティング・ディスカッションを行なってきたので、先方企業様も私のことを十分に理解していたと思います。
さらに、先方企業の役員様とは、自宅が近かったこともあり、飲み仲間的存在でプライベートで飲みに行くこともありました。
そのため、実力や人柄などをお互いに理解した上でのヘッドハンティングでした。
正式な採用面談においては、部長様、役員様、社長様と対話の時間をいただきましたが、とてもカジュアルな時間で、その場で企業側の採用の意思をお伝えいただきました。
特に大企業ほど採用にかかる時間が長くなる傾向にありますが、スイスイと短時間で正式なオファーレターをいただきました。
スピード感やお互いを十分に理解していることなどはヘッドハンティングのメリットだと思います。
直接ヘッドハンティングで転職するデメリット・注意点
とても魅力的な採用案件だったのですが、結論としては内定を受諾しませんでした。
内定を受諾しなかった理由としては、給料等の折り合いがつかなかったことと、入社後の人間関係に不安を感じたためです。
具体的に引き抜き採用の注意点を考えてみましょう。
ヘッドハンティング採用の注意点
給料交渉が困難
私は、この後、転職エージェントさんに付いていただき、実際に転職を経験していますが、直接のヘッドハンティング案件は、給料等の交渉が難しいなぁという印象でした。
(もっと特別なヘッドハンティングであれば、またお話しは変わってくるのかもしれませんが、私レベルでは個人での給料交渉は難しいと思いました)。
個人的にはエージェントさんに間に入ってもらった方が楽だなぁと思いました。